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未来のメンバーと一緒に働く。STORES 予約のエンジニア体験入社

候補者が一日実際に業務を体験できる体験入社。これを選考に取り入れているSTORES 予約のエンジニアチームに、実際の体験入社がどんなものなのかや、選考軸についてお話を聞きました。

聞き手:坂田晃一(テクノロジー部門CTO室)

体験入社が導入されるまで

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──今日は選考に体験入社を取り入れているSTORES 予約のエンジニアのみなさんにお話しを聞きたいと思います。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

伊藤:伊藤薫人(以下、伊)です。STORES 予約の開発をしています。2020年1月に入社しました。

矢作:矢作優和(以下、矢)です。入社したのは2020年の5月で、今日のテーマである体験入社で採用された一人目の社員です(笑)

夏目:夏目蓮(以下、夏)です。僕は入社順だと一番遅く、2021年の6月です。


──ありがとうございます。活躍してるメンバーばかりでいい人が入社されている感じが最初から伝わってきます。では早速、体験入社がどんなものなのか教えてください。

伊:体験入社とは、候補者の方に実際の業務を丸一日体験していただいて理解を深めていただいた上で入社していただく選考方法です。僕らが日々取り組んでいる実際のタスクを切り出して取り組んでいただき、一日の終わりに感想などを聞くほか、昼はみんなでランチを食べたり、人事から福利厚生の説明をしてもらう時間もあります。

──けっこうもりだくさんですね。体験入社を経て入社する場合の選考プロセスはどのようになるのでしょうか?

矢:体験入社を導入する前は、カジュアル面談、一次面接、二次面接、最終面接、オファー 面談というのが入社までのプロセスでした。体験入社は、この一次面接と二次面接がまるっと置き換わり、カジュアル面談、体験入社、最終面接、オファー 面談となります。

──ということは、回数だけで見ると少ない回数で終わるんですね。これは誰かの提案で始まったのでしょうか?

伊:僕が言い出して2020年の3月くらいに始めました。僕以外にも前職で体験入社を導入していたメンバーがいて、その時良い手応えがあったので取り入れました。面接だけではわからないことも体験入社ならわかりますし。なので、僕が体験入社を経ないで入社した最後の社員なんですよ。

僕らも同時に選んでいただいている、体験入社の実際

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──なるほど。矢作さんも夏目さんも体験入社を経て入社されているんですよね。その時のお話も聞いてみようと思います。初の体験入社採用だという矢作さんは、どんなタスクが用意されていたんですか?

矢:オーナーさんが予約をしている最中に特定の操作をするとデータに不整合が生じるのでそれを直してください、というオーダーでした。なんとか直したけれど、できていないところもあって、それを正直に話したのを覚えています。僕の体験入社があった時はまだオフィスに出社をしていた頃だったので、実際にチームのみなさんが隣にいる状態で作業をしました。

──ということは、タスクが終わったかどうかは合否に関わらないということなんですね。夏目さんの時のタスクはどんなものだったのでしょうか。

夏:僕の時は顧客一覧を検索する画面のコントローラークラスの修正でした。検索のパラメーターを処理する部分のリファクタリングをやらせてもらいました。

──これは難易度はどうでしたか?

夏:一日で終わるくらいのタスクだったと思います。現在はタスクを用意する側なのでわかるのですが、クリティカルな問題に関わらないもので一日で終わりそうないい感じのタスクを体験入社用にとっておいたりしているんですよね。そういう風にタスクの重さも難易度も調整されたものが用意されているので、全く手がつけられないタスクが振られるということはないと思います。

──いい塩梅のタスクがストックしてあるというわけですね。現在はオンライン*で体験入社をやられているということですが、一日の流れはどのようなものなのでしょうか?
(*今後は状況を見てオフラインでの体験入社が再開する予定とのこと)


夏:10時半に始まり、オンラインで顔を合わせた状態で自己紹介をします。当日は実際のタスクでわからないことがあれば質問ができるメンターと、全体のサポートをするサポーターがひとりずつついています。この二人から、この日のスケジュールやタスクの説明、画面の見方や開発環境についての説明、ツールなどの説明があり、タスクに着手していただきます。
作業が始まったら基本的にみんなビデオ会議につなぎっぱなしで、カメラはつけても消してもいいというルールです。プレッシャーにならないよう、かといってひとりぼっちにならないようになんとなく近くにいる雰囲気を作れるように意識しています。タスクを行っていただくことだけでなく、チームの雰囲気を見ていただくのも目的のひとつなので、候補者の方と関係のない相談などもうるさくない程度に話すこともあります。さいごに、夕方5時半くらいからタスクについてのレビューを行って解散です。

──先ほど矢作さんのエピソードでタスクが終わっているかどうかは合否に関係しないというお話がありましたが、実際に見ている選考軸があれば教えてください。

伊:タスクはやり遂げられなくてもそれを通して候補者の方が何を意識して進めてどう取り組んだのかがわかればいいと思っています。なので、終わらなくても大丈夫です。

矢:選考軸としては、タスクが終わらなかったとしてもどう道筋を示してくれたかが大切ですね。

夏:タスクが完了したかどうかを選考にあたって議論することはないですね。

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──タスクへのアプローチが大事ということなんですね。

伊:そうですね。例えば、メンターに質問をしていただくのは大歓迎なのですが、その質問を通して答えを引き出そうとする方がいらしたら、マニュアルや答えが用意された環境のほうが向いているのかもしれないな、と考えたり。

矢:コミュニケーションをしている時にはいかにもできそうな感じの方が意外とタスクが進まなかったりすることもあります。そういうギャップは一緒に働く時に双方気を使ってしまうので、候補者に対して、僕ら側の期待値とのミスマッチが起きてないか、という部分をよく見ているかもしれません。

夏:僕はランチで、コミュニケーションのとりやすさを見ています。タスクでは質問せずに黙々とやるタイプか、質問しながら進めるタイプかなども。

伊:総じて、予約チームにお迎えしてバランスが崩れたりしないかや、気を使いすぎたりしないかなど今のチームとの相性をタスクと合わせて見ているといったところですね。
そして、ここまで選考軸をお話ししていましたが、僕らは候補者の方から体験入社を通して見られていて、選んでいただいているという感覚を常に持っています。

夏:それは大きいですね。候補者の方にとっても、このチーム合わなそうだなとか、楽しく仕事ができそうだなとか、実際の開発環境や人の雰囲気を見てから選考に進んでいただき入社していただいているんです。面接だと、固定された空間なのでそれが難しいですが、一緒に体験入社を通して働けばお互いに雰囲気がわかるので。

矢:だから、体験入社を経てぜひ来てもらいたいと思った候補者の方にお断りされると本当に凹みますよね(笑)

伊・夏:わかるわ〜(笑)

未来のチームメンバーと働く

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──ここまで体験入社の実際の流れやメリットを聞いてきましたが、とはいえ大変なことも多いですよね。迎える方もそうですし、候補者の方は平日まる一日使ってくるわけですから。

伊:確かに、オフラインからオンラインに移行した時などはオンラインで体験入社をするためのツールの選定などが大変でした。例えば、リモートデスクトップ用のアプリ選定などです。体験入社にぴったりのタスクをストックしておくのもけっこう手間がかかっています。けれど、それ以上の価値があるなと感じています。

矢:候補者側の負担に関しては、実際に僕も丸一日体験入社のために前職を休んで参加したわけですが、当時はどこかしらには転職するぞって心持ちだったのでそこまでの負担ではなかったように思います。それよりも、一緒に働くメンバーがどんな人なのかがわかった状態で入社できることのほうが嬉しかったですね。

夏:確かに。僕は他の会社の体験入社も経験したのですが、入社後に実際に働くチームと一緒に仕事ができる体験入社ではなかったんですよ。体験入社は、候補者の方にとっても僕らにとっても、実際に働いている状態を体験できるからマッチングの精度が高まるもの。僕も予約チームの楽しそうに開発している雰囲気が気に入って入社したので、体験入社をやってよかったと思います。一緒に働く未来を双方が見れる貴重な時間だなあ、と。

伊:候補者の方と一緒に働く未来を描く過程で、チームのあり方を今いるメンバーで想像するので、チームビルディングにも一役買っているようにも感じています。みんなが同じ方向を見て、同じ未来を目指しているから成り立つ制度なんですよね。

──なるほど。受け入れ側もこれからのチームのありかたを再確認できるし、候補者の方もそれを感じることができるんですね。最後に、これを読んで体験入社に来ていただくならどんな方がむいていそうでしょうか。

伊:僕らのチームを見てみて、一緒にガチャガチャと、やんちゃに開発したい人ですかね。

夏:僕は、楽しく開発したい人です。

矢:じゃあ僕からはメッセージを。体験入社は、気取らず、楽に来てください!

──なんだか体験入社の雰囲気が伝わってくるようですね。今日はお話をありがとうございました。

(写真・文:出川 光)


夏目さんのお気に入り:BELTZ【ベルツ】
初めて冷凍のチーズケーキを買ったのですが、食べたい前日に冷凍から冷蔵に移動するだけで解凍ができ想像よりもラクでした。チーズケーキがある1週間はまさに至福のひととき。
矢作さんのお気に入り:長崎飯店
最近買った皿うどんが具だくさんで美味しかったです。渋谷と高田馬場に店舗があるみたいなので、今度店舗にも行ってみたいなって思ってます!



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