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STORES のプロダクト連携を実現する開発。社内横断プロジェクトで得た経験とオーナーさん像

STORES に入社後、社内横断プロジェクトでの開発期間を経て再びリテール開発本部で活躍する倉富直城さん。「新しいことに挑戦するのが好き」との言葉通り、初めてボクシングに挑戦するなどいつもエネルギーに溢れています。STORES に入社したきっかけや、社内横断プロジェクトで得たもの、そして現在のお仕事について聞きました。

PROFILE
倉富直城さん・・・テクノロジー部門/リテール開発本部/プロダクトCグループ

2020年3月にちょうどリモートワークが始まった頃のタイミングで入社
主にリテール部門にてネットショップ、レジのバックエンド開発を担当してきました。趣味はスポーツやること・みること・漫画よむこと

さまざまな規模のスタートアップを経て STORES に

──まず、これまでのキャリアのことを教えてください。エンジニアになるきっかけは何だったのでしょうか。

もともと文系の学生だったので、周りと同じように総合職を志望し、内定をいただいていました。けれど、卒業するまでの間に経験したインターンで仕事に対する考え方が変わったのです。自分がした仕事の先に、ユーザーや、そのプロダクトを使う誰かがいる。仕事の先にいる誰かの役に立てるtoCサービスの開発の面白さに目覚めて、エンジニアを目指し始めました。はじめは文系出身ならではの壁にもぶつかりましたが、勉強を重ね、新卒でtoCのアプリを運営する会社に就職しました。

──内定後のキャリアチェンジ、いいですね。そこでの仕事はいかがでしたか?

入社したのは立ち上がって1年と少ししか経っていない30名規模のスタートアップ。何もかもがスタートアップらしく、サービスを良くしようという想いのもとに集まったメンバーでものづくりができる環境でした。カッチリと決まっていることは何もなく、スピード感やチーム一丸となってリリースを目指す雰囲気などに楽しみを感じていました。ところがこの会社は1年半ほどで解散となってしまい、もう一度キャリアを考え直すことになりました。この後、同じ会社の先輩に誘ってもらった2人だけのスタートアップを経て、STORES に入社し、今に至ります。

──STORES に入社されたきっかけや、決め手はどんなことなのでしょうか。

前職が一緒でその後 STORES に入社していた方に声をかけていただき、面接をしていただいて、まさにやりたかったことが実現できそうな会社だと感じました。スタートアップでありながら、組織にはプロ意識を持って仕事に向かう雰囲気があり、サービスをこれから作っていこうという勢いも感じました。また、はたらいている人が皆オープンマインドで話しやすいところもいいなと思って。

最後の後押しになったのは、やはり STORES のサービスそのものです。オーナーさんと一緒に成長していくという方針やビジネスモデル、経営陣からメンバーまでがそれに向かって進んでいるのが決め手になり、STORES に入社することになりました。

──入社を決めた時、どのような気持ちでしたか。

「ここでなら、目の前のことを確信を持ってやれそうだ」と思いました。そして、そう感じられる会社に入りたかったんだと改めて感じていたと思います。

プロダクト連携を叶える長期プロジェクト

──入社後は、はじめはネットショップに配属され、その後社内横断プロジェクト、そして再びネットショップのあるリテールに戻られていますよね。

はい。入社後2年半ほど STORES の機能開発や日々の運用にあたり、昨年から今年にかけて約半年社内の横断プロジェクトに配属されました。その後、同じリテールのチームに戻ってきています。

──ここでの仕事で思い出深いものは何でしたか。

社内で「オーダー移行」と呼ばれているプロジェクトで、具体的にはネットショップの購入データ(オーダー)を、STORES レジ の購入データ(オーダー)と同じものに揃えるためのプロジェクトです。入社当初は STORES レジはまだありませんでしたが、リリース後 STORES の ネットショップサービスと レジ サービスとで連携をしやすくするためにデータを移行していくのが主な仕事です。このプロジェクトは長期に渡り、僕は社内横断プロジェクトに参加する前から関わりはじめ、現在でも進行しています。

──現在の進捗はどのくらいなのでしょうか。

データの設計から始まり移行作業などを進め、現在、データの移行については過去約10年分のオーダーデータも含めて終わりの目処が立ってきています。ただ、まだ他にも移行後のオーダーを使った既存処理の改修などまだまだやることがたくさんあります。

──かなり大掛かりな仕事なんですね。

僕も STORES に入社してから知ったことですが、ネットショップの中でも根幹のデータにあたる注文データを移行するには、さまざまなことを踏まえる必要があります。データを慎重に扱うことはもちろん、過去にできた形の違うデータをどう移行させるかや、オンライン、オフライン両方で使えるデータをどう作るかなど。この仕事の面白さでもあり、大変なところでもありますね。そして、これを考える上で社内横断プロジェクトでの経験はとても大きなものになりました。

社内横断プロジェクトで得たもの

──社内横断プロジェクトはどのようなものなのでしょうか。

社内横断プロジェクトはプロダクト間連携を強化するための入り口として、新しいプロダクトを作る実験プロジェクトでした。いきなり STORES 全てのプロダクトを連携させるのではなく、その間に入るサービスをつくることで、その後の連携をしやすくする基盤づくりが目的でした。僕はネットショップ、レジのリテール部門との連携を担当していました。実際に一部のオーナーさんにプロジェクトで作ったベータ版を提供し、フィードバックをいただくところまで進み、プロジェクトは一旦休止となりました。と言っても、この時作ったプロダクト連携の土台は、現在各所で使われています。

──この時にプロダクト連携のための基盤づくりをしたご経験が、今のデータ移行プロジェクトに活きているということなんですね。

はい。さらに、これからは僕が社内横断プロジェクトで実装した機能をリテールで応用したり、そこで得た知見を伝えてプロダクト連携に活かしていきたいと思います。

──社内横断プロジェクトでの経験は、倉富さんにとってどのようなものだったと感じていらっしゃいますか?

それまでリテールのことだけを考えて、その中で閉じていた感覚を、外に向かって広げることができた体験でした。リテール以外のサービスのことも考えながら開発できるようになったと感じます。この感覚が、これからのプロダクト連携にさらに役立ち、オーナーさんが当たり前にサービスを行き来できる未来につながっていけばいいなと思います。

また、わかったつもりでいたオーナーさんのことが、わからなくなった体験でもありました。実際にオーナーさんからフィードバックをいただいてみると、そのあり方や価値観、ニーズは多様で、数字で見ると全く同じ規模のオーナーさんでも全く違うことを考えている。それを踏まえて優先順位をつけたりロードマップを作ることの難しさが身に沁みてわかりました。

いつでも新しいことに挑戦したい

──これからのことについても教えてください。これから目指していることや、やりたいことはありますか?

まずは現在の「オーダー移行プロジェクト」の難しさを乗り越え、やり遂げたいと思います。その上で、新しいことや開発を行っていきたいです。もともと僕はやったことがないことをするのが好きなんです。行ったことがないところに出向いたり、やったことのないスポーツをしたり。仕事も同じで、やったことがないことをやっていくことに楽しみを感じています。変化に富む STORES では、きっとこれからも新しいことに挑戦したり、それによる壁を乗り越えなければいけない時がやってくるはず。その時もそれを前向きに捉えて乗り越えたいですね。

(写真・文:出川 光)

倉富さんのお気に入り:ぎょうざ歩兵
餃子が好きで、STORESに入社してからも餃子を販売しているいろんなオーナーさんの餃子を注文して食べたりしましたが、こぶりで食べやすく一番好みの味に近く、印象に残っています。

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